ここでは、コンピュータを使っているとよく触れる、bit(ビット)やGbyte(ギガバイト)などの情報の単位単位を解説します。
ビットとバイト
2進数の1ケタをビット(bit)といい、2進数の8ケタ(8ビット)のことを1バイト(Byte)といいます。
たとえば、ひらがな「あ」という情報は、「1000001010100000」とコンピュータは認識しています。
この、ひらがなの「あ」に該当する「1000001010100000」は、16ケタの2進数なので、16ビットですが、同時に2バイトということもできます。
大きい単位の接頭語
10,000センチメートルと言うことはほとんどなく、1キロメートルということの方が自然です。
このように、大きい単位の数字を表す時に使う単位の接頭語を説明します。
コンピュータが扱うデータというのは、ひらがなの一文字だけということはなく、時には本何十冊分とかになったりすることはよくあります。
本1冊はだいたい12万文字といわれていますが、これをバイトにすると、「24万バイト」となります。
仮に本の10冊分のデータ量とすると、「240万バイト」ですが、「2,400,000バイト(byte)」と言われてもピンときません。
ちょっと極端ですが、「駅から10万センチメートル(cm)先に家があるんだ」と言われるよりは、100センチメートルは1メートルで、1000メートルが1kmなので、100,000cm = 1,000m = 1kmといったように、「駅から、1キロメートル(km)先に家があるんだ」と言われた方がピンときますよね。
このような単位の接頭語をバイト(Byte)を基準にして以下に一覧にします。

上の例で言えば、「2,400,000バイト(byte)」は「2,400キロバイト(kbyte)」であり、「2.4メガバイト(Mbyte)」でもあるといういうことですね。
なかなか覚えるまで苦労しますが、私は、「キロ、メガ、ギガ、テラ、ペタ」のように先に順番を暗記して、それぞれは前の数の1,000倍になると覚えておくと便利です。
小さい単位の接頭語
大きい単位と同じように、小さい単位にも接頭語があります。時間を表すときに良く使われますが、「0.001秒(sec)間の間に」という言うより、「1ミリ秒(ms)間の間に」といった方が自然です。
このような単位の接頭語を秒(sec(s))を基準にして以下に一覧にします。

これも、「ミリ、マイクロ、ナノ、ピコ」と順番を先に暗記して、それぞれが1/1000(千分の一)になると覚えると便利です。