16進数から2進数、および10進数への変換方法を解説します。
16進数から2進数への変換
16進数から2進数へ変換するには、16進数それぞれのケタを10進数に変換し、その10進数にした値を2進数へ変換したのちに順番に並べるだけです。
それぞれの進数を変換をする際には、暗算でもいいのですが、「10進数から16進数へ変換する方法」を解説したページで利用した、10進数、2進数、16進数の対応表を使うと分かりやすいと思います。

それでは、16進数で「AF」を例に解説していきます。
① 16進数のひとケタを10進数に変換する
各けたごとに10進数に変換します。
16進数の「A」= 10進数の「10」
16進数の「F」= 10進数の「15」
②10進数を2進数へ変換する
①で10進数にした値を2進数へ変換します。
10進数の「10」= 2進数の「1010」
10進数の「15」= 2進数の「1111」
③すべてのケタを順番に並べる
最後にそれぞれのケタを順番に並べます。
16進数の「AF」=2進数の「10101111」
これで完了です。
16進数から10進数への変換
16進数から10進数へ変換するには、上の手順で2進数へ変換したのちに、さらに10進数へ変換します。
手順を追加するだけですが、練習もかねて、16進数の「BD」を例に解説します。
①16進数のひとケタを10進数に変換する
各けたごとに10進数に変換します。
16進数の「B」= 10進数の「11」
16進数の「D」= 10進数の「13」
②10進数を2進数へ変換する
①で10進数にした値を2進数へ変換します。
10進数の「11」= 2進数の「1011」
10進数の「13」= 2進数の「1101」
③すべてのケタを順番に並べる
最後にそれぞれのケタを順番に並べます。
16進数の「AF」=2進数の「10111101」
④2進数を10進数へ変換する
2進数の各けたに重みをかけて、すべて足し10進数へ変換します。
2進数 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 |
重み | 2の7乗=128 | 2の6乗=64 | 2の5乗=32 | 2の4乗=16 | 2の3乗=8 | 2の2乗=4 | 2の1乗=2 | 2の0乗=1 |
重みをかける | 1×128=128 | 0x64=0 | 1×32=32 | 1×16=16 | 1×8=8 | 1×4=4 | 0x2=0 | 1×1=1 |
すべて足す | 128 | 0 | 32 | 16 | 8 | 4 | 0 | 1 |
128+0+32+16+8+4+0+1=189 |
このように、16進数の「BD」は10進数の「189」であることが分かります。